インフラエンジニア育成無料スクール3選!注意点と別の選択肢も紹介

こんにちは。マコトです。

 

文系大学出身ですが、中小企業でインフラエンジニアを10年以上続けています。

会社の事情でプログラミングやシステム保守の業務も数年やっていました。

 

私が新卒の頃には無かったサービスだったと思いますが、インフラエンジニアを育成するスクールが増えてきていますよね。

 

しかも無料で受講出来る仕組みで、就職先も紹介してくれる手厚さ。

 

パッと見た感じは「怪しさ」がにじみ出ていますが、実態はどうなのか気になるところ。

 

本記事では、インフラエンジニア無料育成スクールの実態と申し込む時の注意点を整理してみたので、これからインフラ技術をスクールで勉強したいと思っているなら参考にしてもらえると嬉しいです。

 

怪しい?何故無料でスクールに通うことが出来るのか?

 

早速ですが、何故小学校や中学校のように義務教育でも無いのに「無料」でインフラエンジニアを育成するスクールが成り立つのかについてご説明します。

 

各スクールにも掲載されていると思いますが、スクールを運営している会社は慈善事業で取り組んでいるわけでは無く、しっかりビジネスとしてお金をもらって運営しています。

 

ではどこがスクールに対してお金を出してくれているのが気になる所ですよね。

 

答えはスクール卒業生の就職先として紹介されている企業です。

 

以下の画像はネットビジョンアカデミーの公式サイトに掲載されている内容ですが、就職先として紹介されているIT企業一覧です。

 

 

IT企業はスクールの運営費を援助する変わりに、ITエンジニアという「人材」を提供してもらっていることになります。

もう一歩踏み込むと、何故IT企業がスクールの運営費を援助してまでシステムエンジニアを欲しがるのかというと、単純にIT業界が人材不足だからですね。

 

世間でも騒がれているのでご存じ田とは思いますが、IT業界の人材不足は深刻です。

衝撃的な統計ですが、2030年にはなんとIT人材は45万人不足するといわれています。

 

出典:https://www.sbbit.jp/article/cont1/36539

 

そんな激動時代の中優秀な人材を確保するには、ITスクールに通う意欲的な学生(フリーター?)に投資することで将来的にも必要になってくるわけですね。

 

つまり、無料スクールに投資しているIT企業は先見の目があって、資金確保に余裕がある企業である可能性は高いのかなと思います。

 

以上が無料でインフラエンジニアを育成するスクールが存在出来る理由となります。

 

無料スクールの必要性は?基礎が重要で理解にコツがいるから

 

インフラエンジニア無料スクールの仕組みは分かって頂けたかと思いますが、次の疑問が浮かぶと思います。

 

インフラエンジニアになるのにスクールって通わないといけないの?

 

ってことです。

 

以下の記事でも書いていますが、ぶっちゃけインフラエンジニアになるだけでしたら未経験でも就職できます。

 

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しかし、10年以上インフラ業務をしてつくづく実感しているのは入社前にしっかり「体系立てたカリキュラム」で学習しておいた方が良かったなということです。

 

前述の通り、人材不足の業界なので採用されるのはそこまで難しないのですが、その後T業界で生き抜く力は自分自身で取得していく必要があります。

 

ビビらせるつもりは無いですが、未経験でIT業界に参入するなら死ぬまでIT技術を勉強する覚悟が無いと、「使えないITエンジニア」のレッテルが貼られるので注意しましょう。

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、入社前にITスクールでカリキュラムに沿った学習を進めておくことで、基礎が身に付きますので最初のスタートがスムーズになるのは間違いないです。

 

一人で勉強する自信が無ければ、スクールに通うことを検討しましょう。

 

無料スクールに申し込む時の注意点

 

この章の次にご紹介する無料スクールですが、申し込む前にいくつか注意点がありますので事前にお伝えしておきます。

 

めっちゃいいサービス!って思っても自分に条件が合致しなかったり、求めているサービス内容が違っていると後で後悔しますので一読お願いします。

 

年齢制限があるケースが多い

 

どのスクールも基本的にスクールに入学するには条件があって、その1つに年齢制限があります。

 

基本的に20代であれば年齢制限はクリア出来るかと思いますが30代になると要相談となるケースが多いので注意して下さい。

 

スクール側も投資しているIT企業も若手を欲しているってことですね。

 

スクールの場所が東京

 

これも要注意なんですが、ご紹介するインフラエンジニアのスクールは全て東京にスクールがあります。

 

関東圏に住んでいれば通えると思いますが、関西や東北、九州等に住んでいる場合は通いはちょっと厳しいと思いますので別の選択肢を検討する必要がありますね。

 

※この記事の最後に「別の選択肢」についても紹介しています

 

入校すれば現場で即戦力は勘違い。その後の独学が大事

 

インフラエンジニアのスクールに通えば体系的なカリキュラムに沿って学習が出来るのでインフラの基礎を効率的に身に着けることが出来ます。

 

とはいえ、じゃあスクールに通えば「いっぱしのインフラエンジニア」になれるのかというとそうではないようです。

 

それぞれのスクールに通った卒業生の口コミ等を確認してみると、

 

スクールに通って多くのスキルを身に着けることは出来たけど現場では他にも勉強することがたくさんあってびっくりした

 

というような感想もあり、いきなり現場で通用するエンジニアになれるわけではないので、やっぱり就職後の独学も継続的行う必要があるってことですね。

 

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逆に考えると、インフラの基礎も身に着けずに体1つでIT業界に飛び込んだ時に圧し掛かる負担はかなりあるってことなのでスクールに通う価値は十分あると予想出来ますよね。

 

インフラエンジニア育成無料スクール3選

 

これから紹介する3つのスクールは、IT企業から運営費を投資してもらって、無料インフラエンジニアスクールというサービス体系を実現しています。

 

スクールによって就職先は異なると思いますが、就職先も紹介してくれます。

 

それぞれの特徴を紹介しますので、気になるスクールがあれば無料体験・説明会に参加してみて下さい。

 

ネットビジョンアカデミー

 

ネットビジョンアカデミーはインフラエンジニアの中でもネットワークエンジニアになることを目的としたスクールになります。サーバーエンジニアが家を建てる仕事だとすると、ネットワークエンジニアは道路を作る仕事ですね。

 

↓ネットビジョンアカデミーの提携企業

 

大手からベンチャー企業まで幅広く支援しているスクールなので、卒業後の選択肢も幅が広いです。

 

↓学習ステップ

 

ステップとしては上図のようなイメージで、1か月の間にネットワークやLinuxなどの基礎を学習して資格取得を目指す感じです。

 

CCNAという資格は知っていますか?Ciscoというメーカーのネットワーク機器が主流なのですが、Ciscoのネットワークは機器は操作出来るアピールになる資格ですね。

ネットビジョンアカデミーではこの資格取得を目指して学習をしていきます。

 

↓講師陣

 

教えてくれる講師も資格を取得しており、実際に現場を体験したエンジニア上がりの講師なので、実践的なスキル取得が期待出来ます。

 

ネットワークエンジニアは特にIT業界でも人材として重宝されるエンジニアになるので、インフラ技術の中でもネットワークに興味があるならネットビジョンアカデミーの無料体験説明会に参加してみて下さい。

 

>>ネットビジョンアカデミーの無料説明会に参加する

 

エンジニアカレッジ

エンジニアカレッジは、プログラマーとインフラエンジニアを育成するスクールです。

スクール卒業生の正社員就職率が96%以上の実績が特徴的ですね。

 

何故これだけ高い就職率が維持出来るのか気になったんですが、IT技術の勉強以外にも面接やエントリーシートの書き方などを手厚くサポートしてくれる点が結果に反映されているのかなという印象を受けました。

 

ITの勉強は嫌いじゃないけど、面接やエントリーは苦手っていう場合は力強いサポートになりますね。

 

エンジニアカレッジで学べるインフラ技術は以下の通りで、Linuxがベースになります。

合わせてDBサーバの仕組みを学習することになりますね。

 

↓カリキュラムの流れ

 

就職先の実績としても優秀で、聞いたことのある企業が多数あるかと思います。

 

↓卒業生の就職実績

 

面白いなと思った特徴は、実際の現場で実機を触って疑似体験が出来る点です。

結局学校形式で座学で勉強しただけでは、現場ではなかなか通用出来る人材にはなれません。

 

やはり、実際に現場で行っている業務を体験することで他の就職希望者と差を付けることが出来るんだと思います。

 

Linuxのスキルを取得してインフラエンジニアになりたいならエンジニアカレッジの無料見学会に参加してみて下さい。

 

>>エンジニアカレッジの無料見学会に参加してみる

 

GEEK JOB

 

GEEK JOB(ギークジョブ)は、インフラエンジニアに特化したITスクールになります。

 

★2019年12月4日追記:最近はプログラマーの育成サービスも初めて事業拡大をしているみたいですね。

 

サーバエンジニアとネットワークエンジニアのスキルを取得出来る専門スクールは少ないのでインフラエンジニアを目指す学生や第二新卒に人気のスクールです。

 

就職先も200社以上から選ぶことが出来る(もちろん面接はありますが)ので、自分の目指すキャリアに合った選択が可能です。

 

↓200社以上から選択できる

 

個人的にギークジョブを一押ししているんですが、その理由が取得出来る技術の幅です。

 

↓取得出来るスキル

 

 

ちょっと説明文が無いので分かりにくいかもしれませんが、Apache(Webサーバ)、Linux、クラウド、シェル、 ファイアウォール、ネットワークなどインフラエンジニアが確実に覚えておきたいスキルを幅広く学習出来るのはかなり貴重なサービスだと思います。

 

↓基本的なカリキュラム内容

 

また、GEEK JOB(ギークジョブ)にITスキル以外に就職活動支援も行ってくれる点が更にポイントアップ要素になりますね。

 

実際に参加してみないとイメージ出来ないと思いますので、まずは無料で出来る1日体験会に参加してみて下さい。

 

>>GEEK JOB(ギークジョブ)の無料体験に参加してみる

 

まとめ

まとめです。

 

インフラエンジニアにとって無料育成スクールに通うのは必須ではないですが、通える範囲にあなたが住んでいて、体系的な学習をしたいなら決して損はしないサービスだと思います。

 

ただし、前述している注意点や公式サイトを確認して自分に参加資格があるのか、自分が必要としている技術が取得出来るのかしっかり確認しておきましょう。

 

もし通うなら3つのスクールから選択することになりますが、

 

ネットワークエンジニアに特化した技術を学びたいならネットビジョンアカデミーになりますし、Linuxに特化したサーバーエンジニアを目指すならエンジニアカレッジになります。

 

そして、個人的におすすめしているGEEK JOB(ギークジョブ)であれば、サーバー、ネットワークどちらも技術取得が出来るので、バランスの取れたいインフラエンジニアを目指すならここで決まりだと思います。

 

それぞれ特化したサービスを持ったスクールなので、自分に合ったスクールがあれば無料体験・説明会に参加してみて下さい。

 

どれが自分に合っているのか分からないのであれば、とりあえず全部体験してみるってのもありだと思います。

 

>>ネットビジョンアカデミー公式サイト

 

>>エンジニアカレッジ公式サイト

 

>>GEEK JOB(ギークジョブ)公式サイト

 

地方に住んでてスクールに通えない場合

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

率直な私の感想ですが今の時代は今回ご紹介したようなインフラエンジニアに特化したスクール等様々なサービスが充実しているので、私が就職した時よりもハードルは下がっているかなという印象を持っています。

 

地方に住んでいるからスクールには通えないって場合も今ではオンライン動画サービスによって自宅で質の高い学習をすることも可能になっています。

 

以下の記事でオンライン学習動画サービスについてもご紹介していますので良かったら読んでみて下さい。

 

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