こんにちは。マコトです。
大阪でインフラエンジニアをしながらブログで情報発信をしています。
今日は今更かもしれませんが、ブロガーなどの情報発信者にとって「カオスマップ」を理解することは必須だと思うってことについて書いていきたいと思います。
そもそもカオスマップって何?
って方もいらっしゃるかもしれないので、簡単にカオスマップの概要をご紹介した後に、ブロガーのカオスマップ活用方法や注意点などもお伝えしたいと思います。
カオスマップって何?
カオスマップを一言で表現すると、業界単位の地図になります。
まず「業界」でざくっと切って、切った業界をさらに細分化して区分けするイメージですね。
カオスマップの起源は2010年にアメリカのTerence Kawajaさんがディスプレイ広告業界を地図のようにまとめたのが始まりだと言われていますので、割と最近出来た表現方法なんですね。
起源が広告業界ってこともあって作成する会社はデジタルマーケティング会社が多みたいですが別に誰が作るって決まってはおらず、今では様々な業界のカオスマップが作成されています。
以下にサンプルのカオスマップをいくつか貼っておきますね。
↓マーケティング(出典:アンダーワークス株式会社「マーケティングテクノロジーカオスマップ JAPAN 2019」)
↓副業(引用:https://jp.techcrunch.com/2019/12/17/fukugyo-kei-chaosmap/)
↓電子マネー・キャッシュレス(引用:https://creditcard-view.jp/cash-less/post-8525)
上図はマーケティング、副業、電子マネー業界のカオスマップになりますが、いかがでしょうか。
確かにカオスですよね(笑)
人によってはごちゃごちゃしていて苦手って人もいるかもしれませんが、中身はしっかり区分けされているので、分かりやすいと個人的には思っています。
というか、何故か見ているだけで私は楽しいですね(笑)
情報発信者がカオスマップを理解する必要性
じゃあ、カオスマップって何故情報発信者は知っておく必要があるの?
っという疑問が出てくると思いますが、簡単に言うと「井の中の蛙」状態で情報発信するのを防ぐことが出来るからです。
情報発信者が情報発信する時に必要なのは即時性、網羅性、正確性だと思いますがカオスマップはその中で「正確性」と「網羅性」をサポートしてくれます。
正確性のある情報発信が信頼に繋がる
私自身も、情報発信をする時はその情報が本当に正しいのか?は日頃から注意しています。
紹介するサービスや商品について、業界上の関係性やポジションを理解せずになんとなく情報発信すると、誤った情報発信をしてしまう危険性がありますからね。
カオスマップは業界を区分けしてくれたり、カテゴリー別で関係性を表現してくれているので、サービスや商品のポジションや関係性が分かりやすいです。
正確性がある情報発信を継続して行うことは結局ユーザの信頼度が上がる要素になりますので抑えておきたいポイントですね。
網羅性のある情報発信でライバルと差をつける
情報発信には圧倒的な情報量が必要です。
SNSで流れてくる情報や記事を数記事見た程度で分かるような情報は残念ながらあまり価値がないです。
重要なのは記事を読んだ人が「おぉなるほど!」っと唸ってくれるような記事を書き上げることなので、多角的かつ客観的な視点を意識する必要があります。
カオスマップは業界別に区分けされているので、業界全体の関係を把握出来るのでその中からあなたが情報発信する際に必要な情報を取捨選択して情報の精度を高めることが出来るんですね。
カオスマップを使って網羅された情報は、情報発信をする上でライバルと差をつける手助けになること間違いなしです。
ブロガーのカオスマップ活用方法
私もブロガーのはしくれなので、カオスマップをブログでどのように活用できるのか考えてみました。
もしかしたらこれ以外にもあるかもしれませんが、3つ活用方法をご紹介します。
紹介するサービスや商品の競合リサーチ
まず、ぱっと思いつくのはあなたがブログで紹介するサービスや商品の競合リサーチに活用する方法です。
これまではネットで検索で「◯◯ 競合」とかのキーワードで調べる必要がありましたが、カオスマップを見れば自分が紹介するサービスや商品と同じカテゴリの競合を即座に確認することが出来るので便利です。
作業効率も上がるし、自分が思ってもいなかった競合を発見することが出来るかもしれませんね。
ブログ設計時の戦略ネタ
新しくブログを立ち上げる際にどのような業界(ジャンル)をベースに情報発信するか迷うと思いますが、その時もカオスマップは非常に役立ちます。
例えば、副業ジャンルの情報発信をすると決めた時にあなたがその業界に精通していればあまり時間をかけずにブログ設計が出来るかもしれませんが、初めて参入する場合は「どんなカテゴリーが必要?」、「関連するジャンルって何?」、「どんなキーワードがある?」など色々と困ることが多いと思います。
もちろん、細かな内容に関しては自分でリサーチすることが前提になりますが、最初の一歩として副業ジャンルのカオスマップを把握していれば、
・クラウドソージングにはこんな種類があるんだな
・へぇ、シェアリングサービスの副業があるんだ
・私の知らないASPがあるから登録してみよう
など新しい発見がたくさんあるので、自分が挑戦する業界のカオスマップがあるかチェックしてみましょう。
ブログ記事のネタ
ブロガーの悩みの1つが「ブログの記事ネタが思いつかない・・」だと思いますが、カオスマップはブログの記事ネタにも使えます。
カオスマップは自分が情報発信しているジャンルのものでもいいですが、おすすめなのは関連性のあるジャンルのカオスマップと掛け合わせることですね。
例えば記事冒頭でご紹介した副業ジャンルと電子マネー・キャッシュレスジャンルのカオスマップを掛け合わせて、「副業で得た収入を効率的に運用出来る電子マネーは?」とか「電子マネーを紹介して広告収入を得る方法」などのネタで情報発信することが出来ますよね。
何度もお伝えしていますが、同じ業界のカオスマップの中でも複数カテゴリーが分かれているので、色々と掛け合わせることで無限に記事ネタを作り出すことが出来ると思います。
無料で入手できるからありがたい
ここまでご紹介してきたカオスマップですが、私が調べた限りですと基本的に無料で入手することが出来ます。
たまにメールアドレスを登録する必要があるカオスマップもありましたが、全て無料で入手することが出来ました。
作る為に必要な時間と経費を考えると、お金を出してでも手に入れたい内容ですがありがたいことに2020年4月時点では無料で手に入れることができるのでお勧めです。
またカオスマップを入手する方法ですがインターネットで「カオスマップ +〇〇」と打ち込んで検索してもらうとジャンルに合ったカオスマップが出てきますので確認してみてください。
私が調べた限りですと、カオスマップはデジタルマーケティング会社が提供しているケースが多かったですが、最近は様々な企業が提供してくれているようです。
もちろんジャンルによってはカオスマップが存在しない業界もありますのでその点は注意してください。
カオスマップの注意点
カオスマップを取り扱う時に気をつけるべき注意点についてご紹介したいと思います。
全部で3つありますので最低限この3つは注意するようにしてください。
作成者(会社)がいないと成立しない
1つ目は当たり前ですがカオスマップを作ってくれる企業が存在しないと我々は見ることが出来ません。
これまで数年はマーケティング業界や副業業界など様々なジャンルのカオスマップが年代ごとに作成されています。
単位的には1年単位かと思いますが、毎年作成されるかどうかは保証されていないのであまり頼りすぎ無いようにしましょう。
作成者の意図が含まれているから参考程度に
カオスマップは非常に便利なツールですが作成者の意図が含まれているケースが多いので鵜呑みにするのは危険です。
先程紹介したようにブログの記事のネタとして利用する場合はそのまま利用するのではなく自分自身でもリサーチした上で情報発信するようにしてください。
私もカオスマップを利用する際は必ず自分自身で調べた内容とカオスマップの情報と突合して情報発信するように心がけています。
古いデータのカオスマップは参考にならない
先ほどお伝えしたように最近のカオスマップは1年単位で作成されているケースが多いですがネット上には過去のカオスマップが散見しています。
情報発信するときにはあなたが確認しているカオスマップの年代は十分に注意してください。
あまりに古すぎるカオスマップだと、現在の実態と異なる可能性があるのでユーザに間違った情報を伝えてしまう可能性があります。
あなたの信用度にも関係していきますので常に最新のカオスマップを確認するように意識してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
カオスマップは情報の正確性や網羅性を高くする為に便利なツールで、個人的にブロガーなどの情報発信者には必須のツールだと思います。
一方で特に最近は情報の変化が激しく、1年で業界の情報が大きく変化しますので、先ほどご紹介したように注意点もいくつかありますので取り扱いには充分注意してください。
カオスマップは作成にある程度時間がかかると思いますので、少し情報が古い状態で伝わる可能性があります。
記事内でもお伝えしたように最新の情報は自分自身で確認するようにしてください。
あなたの情報発信がカオスマップで効率的になることを願っています。