現場でひしひしと感じるインフラエンジニアのクラウド技術取得の必要性

こんにちは。マコトです。

 

社会人11年目で現在インフラエンジニア、過去にプログラマーと運用保守業務を担当した経験があります。

 

インフラエンジニアの業界もプログラマー程ではないですが、技術の進化が早く新しいプラットフォームが次々と出ています。

 

特にクラウド環境は現場で実務をこなしていても、どこかしらでキーワードとして出てくる主要なテーマになっていますね。

 

むしろ、

 

いまどきクラウド環境の構築経験無しのインフラエンジニアってぶっちゃけやばいんじゃないのか?

 

とすら思っています。

 

本記事では、私が現場レベルで感じているクラウド技術取得の必要性について書いてみましたので参考になれば幸いです。

 

ちなみに本記事での「クラウド環境」とは、AWS・GCP・MicroSoftAzure等主要なパブリッククラウドプラットフォームの事になります。

 

現場で次々とクラウド化が進んでいる

 

冒頭でも書きましたが、現場で働いていても「クラウド環境の構築経験があるか」で担当する構築案件が変わってくるような状況になっています。

 

当然、過去にクラウド環境の構築経験があれば引き続きクラウド環境の構築業務を担当するっていう流れになっています。

(要員調整する上司の立場的にも経験がある要員の方が安心出来ますからね)

 

5年くらい前は私が勤めている会社では全体の1割程度がクラウド環境の構築業務でした。

その後3年前には3割程度、最近では半分くらいがクラウド環境の構築業務となっている状況で急激に増えてきている印象です。

 

世間的にもちょっと古い情報ですが、2017年の時点で企業の約57%が何かしらのクラウドサービスを利用しているっという統計も出ていますね。

 

参考)

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd252140.htm

 

オンプレミス環境の経験があまり活かされない

 

私自身、インフラエンジニアになってからはオンプレミス環境(お客様環境のラックに設置してあるサーバやデータセンターにある物理サーバを直接構築する環境)のサーバ構築案件が主流です。

 

なのでクラウド環境での構築経験は過去数件程度になりますが、私の経験上オンプレミス環境での構築経験ノウハウがあまり活かされないイメージを持っています。

 

もちろん、基本的なインフラ知識は使えるんですが独自の設定や仕様が所々で出てきたり、GUIも独自で作られていたりするので仕掛りに必要な時間はあまり変わらないかもしれません。

 

なので、

 

オンプレミス環境でバリバリ10年やってきました!!

 

っと自信をもってクラウド案件を担当すると後で痛い目に合う可能性があるので注意が必要です。

 

転職サイトを見てもクラウド案件が多い

 

フリーランス案件も含めて、いくつか転職サイトでインフラエンジニアの案件を確認してみましたが、思った以上にクラウド案件の比率が多いなっていう印象です。

 

以下のIT業界の転職に強い転職サイト3つでクラウド案件の比率をチェックしてみました。

 

・WORKPORT

 

WORKPORTはインフラ案件だけで1762件と案件が豊富な転職サイトです。

今は総合職も含めた幅広い業界の転職情報を担当しているけど、元々はITに特化した転職さいとだったので、案件数が多いです。

 

100件確認した所、クラウド関連業務で募集しているのが33件程度ありました。

 

>>WORKPORTでクラウド案件を探してみる

 

・マイナビエージェント×IT

 

マイナビエージェント×ITは大手上場企業の案件も多く、関東・関西圏でIT業界転職するなら確実に登録しておきたい転職エージェントです。

 

合計で1300件くらい案件がありましたが、その中で100件確認した所、クラウド案件は30件でした。

 

>>マイナビエージェント×ITでクラウド案件を探してみる

 

・社内SE転職ナビ

 

社内SEに特化したインフラエンジニアを目指したいなら社内SE転職ナビは外せないと思います。

特にクラウドエンジニア=社内SEとなるので転職先を探しやすいというメリットもありますね。

 

インフラ案件は60件ほどでしたが、半数以上がクラウド関連のスキルが求められる案件でした。

 

>>社内SE転職ナビでクラウド案件を探してみる

 

上記のような状態なので、今オンプレミス環境1本で勝負しているインフラエンジニア(私もですがwww)は転職時にも不利になる可能性があるってことを意識しておいた方がいいと思います。

 

クラウド技術取得に必要な前提知識

 

ここまで読んで頂いていれば、クラウド技術取得の必要性について何となく「確かにそうかもしれないなぁ・・」っと思って頂けたかと思います。

 

また、私と同じように中小企業のインフラエンジニアをしているなら

 

そう!そうなんだよ!

 

っと賛同してもらえていたら嬉しいですね。

 

じゃあ、とりあえずよく分かんないけど、クラウドに特化した勉強を始めると後々苦労することになると思います。

 

これから紹介するような前提知識は最低限必要です。

 

インフラ全般技術

 

当たり前ですがオンプレミスからクラウドに環境は変わるにせよ、インフラの根本は変わりません。前述通り、オンプレミス独自のノウハウで活かせる部分は少なくはなりますが、インフラに必要な基礎知識はクラウドエンジニアになっても当然必要です。

 

サーバが動くサービスの仕組みであったり、通信制御が出来ているネットワークの理解、セキュリティに強い設計はどうすべきか等はインフラの基礎知識が前提になります。

 

インフラエンジニアの基礎は独学でも取得出来ます。

以下の記事で詳しく書いていますので、良かったらどうぞ。

 

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プログラミングスキル

 

こちらは以外に感じるかもしれませんが、インフラエンジニアにもプログラミングのスキルは結構役立ちます。

とはいえ、JAVAやPythonなどのWEBベースのプログラミングというより、シェルなどの簡単なプログラミングをイメージしてもらえたらと思います。

 

オンプレミス環境でもシェルスクリプトなどを使って、構築作業の反復処理は効率化したりしますが、クラウド環境では更に必要性が高まります。

 

何故かというと、クラウド環境でのサーバ構築は「効率化」に重要視が置かれているからです。

 

大量のサーバをまとめて一括で作成するにはスクリプトや設定ファイルで事前に設定した情報を元に半自動的に作成出来る環境が望ましいと言われています。

 

その為には、最低限シェルスクリプト等簡単なプログラミング言語の考え方は事前に知っておいた方が戦力として認められると思います。

 

特に中小企業のインフラエンジニアは要注意

 

クラウド技術取得が早急に必要なのは、私のように中小企業のインフラエンジニアだと思っています。

 

何故かというと、一部上場企業や上流工程がメインのエンジニアはインフラの環境が変わっても実影響は少ないと思うからです。

 

一部上場企業のエンジニアであれば、就職先のネームバリューで転職時は有利になりますが、中小企業のエンジニアの場合「過去の経歴(実績)」がベースになりますよね。

 

なので、早い段階で需要が高まっているクラウド環境のノウハウを取得しておいて、転職時にも選択肢をたくさん持てるようにしておきたいところです。

 

私も地道ではありますが、無料で受講出来るAWSのセミナーを受けたり、ネットでクラウド環境のノウハウを漁ったりして、いつクラウド案件が来ても問題無いように準備しています。

 

【まとめ】未経験でいきなりクラウドエンジニアはおすすめしない

 

まとめになります。

 

クラウドエンジニアの需要はこれまでの傾向から間違いなく高まるので、特に中小企業のインフラエンジニアは技術取得を優先的にしていきましょう。

 

ですが、インフラ知識を持っていない状態でクラウド環境に飛び込むと分からないことだらけで自滅する可能性があるので、以下のステップで勉強すると効率的かなと思います。

 

1.情報処理技術者試験などでIT基礎を高める

2.インフラの基礎知識を勉強する

3.シェルスクリプト等のコマンドライン言語に慣れる

4.AWSやMicroSoftAzureなどのプラットフォーム別のスキルを取得する

 

2.と4.についてはUdemyというオンライン動画学習サイトがおすすめです。

私も実際利用しているサービスですが、費用対効果が高いですね。

インターネット環境があれば、自宅で勉強出来るので忙しい方でも隙間時間で勉強出来ます。

 

>>Udemyでインフラ基礎とクラウド技術を学習してみる

 

がっつりスクールに通ってインフラの基礎を学びたいっていう場合は無料で転職先も紹介してくれる以下のサービスがおすすめです。

スクールが東京にしか無かったり、年齢制限があったりするので地方住まいの私には向いて無いサービスでしたが、関東に住んでいるなら是非チェックしておきたいですね。

 

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