こんにちは。マコトです。
大阪のシステム会社でインフラエンジニアを11年間しています。
インフラエンジニアを目指す方は、独学でもなれるのか気になっているのではないでしょうか。
特に一度就職に失敗して再チャレンジする場合は、新卒よりもハードルが上がっていると不安になっているかもしれません。
本記事ではその疑問について掘り下げてご説明したいと思います。
少し記事内容の紹介になりますが、就職前後で実践すべき学習方法が5つあるのでその具体的な方法についても紹介出来たらと思います。
【条件付き】インフラエンジニアは独学0ヶ月でもなれる
いきなり結論ですが、インフラエンジニアは独学でも十分なれるし、ぶっちゃけると独学0ヶ月(つまり勉強不要)でもなれちゃいます。
その根拠は私が全く勉強せずにインフラエンジニアになれたからです。まぁ私の場合は入社時研修があったんですがプログラミング研修が中心の内容だったのでインフラに関連する知識はほぼ皆無の状態でした。
私自身も研修でプログラミングを勉強したわけですから、当然プログラマになるんだろうと思っていたら配属されたのはインフラの部署。。
当時は超不安でしたが、今振り返ると独学無しでも十分なれたなと思っています。
その理由ですがインフラエンジニアは業務の性質上、以下の2つのスキルが最低限あればインフラエンジニアになること自体は可能だからです。
ドキュメント作成スキル
インフラエンジニアは設計書や運用手順書等ドキュメントを作成する場面が多いので、ドキュメント作成が出来れば入社後インフラの知識が乏しくても仕事を与えてもらえます。
私も配属後最初に任された仕事は、ドキュメント作成でしばらく取り組んでいた記憶があります。ドキュメント作成をしていると、自然と書いてある内容を理解しようと努力することになるので、同時に業務やITの知識を手に入れることが出来るメリットもあります。
コミュニケーションスキル
プログラマの場合、与えられた設計書をベースにコーディング出来れば無口でもしばらくは問題ないと思いますが、インフラエンジニアの場合はコミュニケーションスキルがある程度あった方が苦労が少ないです。
何故ならインフラエンジニアはユーザや協力会社の人に要件をヒアリングしたり、インフラ構築時も個人よりもチームで動くケースが多いからですね。
状況に応じて求められる業務が変わるので、周囲とコミュニケーションを取りながら柔軟に動けるインフラエンジニアは重宝されると思います。
インフラエンジニアの独学(勉強)は就職後の方が重要
こんな感じで書くとインフラエンジニアには苦労は無いのかと勘違いしてしまうかもしれませんが、もちろん世間はそんなに甘く無いです。
この記事を書いている2019年10月時点は特にエンジニアが不足しているので、勉強しなくてもある程度容易に就職出来るかもしれません。
ですが、もちろん就職前に独学で勉強しておいた方が精神的にも安定出来るし、本当に独学が必要になってくるのは就職後であることは絶対に覚えておいて下さい。
ここからは、インフラエンジニア就職前後に独学でやっておくべきことをそれぞれご紹介したいと思います。
就職前にインフラエンジニアの独学するならこの2つ
未経験で就職前に独学で学習しようと考えているなら、以下2つを取り組んでおけば十分だと思います。
エクセル・ワードの基本操作を理解する
何度も書いていますが、最初はドキュメント作成を依頼されるケースが多いのでエクセルやワードを最低限扱えるようになっておきましょう。
エクセルなら基本的な関数の使い方やオブジェクトの追加方法など、ワードなら目次や見出しの作成などが出来るとドキュメント作成が効率的に出来ると思います。
ITパスポート、基本情報処理技術者試験の勉強をする
IT業界で比較的権威が高い資格が国家試験です。情報処理技術者試験というシリーズになりますが、大きく分けて難易度は3段階になります。
ここで紹介するのは一番難易度の低い資格になりますが、就職前に取得しておくと「この人はそれなりにIT業界の知識あるのかな??」と思われると思います。
ITパスポート、基本情報処理技術者という資格名になるので事前に勉強する意欲があれば取得しておいて損はないと思います。
【例外】30代以上が未経験でインフラエンジニアに転職する場合
もしあなたが30代以上でこの記事を読んでいて、独学でインフラエンジニアを目指すなら上記レベルは必須です。更に未経験の状態で就職先の選択肢を広げたいなら複数資格を取得するなどある程度自分の価値をアピール出来る必要があります。
その具体的な内容については、以下で紹介する内容と同じなので参考に読んでみて下さい。
【重要】インフラエンジニア就職後に独学するならこの3つの方法
インフラエンジニアとして就職後に独学で勉強するなら以下3つの方法をベースに進めていくと経験上良かったので紹介しておきます。
書籍などで時流に乗ったインフラ関連技術の学習をする
プログラマ程ではないですが、インフラ技術も日々進化していますので、就職した後に継続して技術の勉強をしているかに「差」が生まれます。
2019年の今なら「IoT、クラウド、AI」などですね。特にインフラではクラウド技術を知っているか知らないかで今後関わる業務案件が変わるので、重点的に学習した方がいいです。
高度情報処理技術者試験、ベンダー資格を取得する
権威のある資格を持っていると「出来るやつ」を思われる可能性が高くなるので、担当する業務の質が変わります。将来インフラエンジニアでご飯を食べていくつもりなら「良質な案件」に関わることで評価の高い経歴を積み重なることが大切ですよね。
なので、出来るだけ早い時期に情報処理技術者試験の中~高レベル、もしくはCiscoやLinux等のベンダー系資格を取得していると関われる案件が増えるのでおすすめです。
私も応用情報技術者、Linux系資格など複数の資格を取得しました。
【視覚的】オンライン動画学習サイトで学習する
書籍で勉強するのが苦手なら視覚的に学習出来るオンライン動画学習がおすすめです。
私は書籍とオンライン動画学習を使い分けて学習をしています。
書籍は「その技術の基本情報を知りたい」場合に購入して学習しています。
例えば「仮想化技術とは?」等技術の概要を知りたい場合は、体系的にまとめられていて、読み返すことが出来る書籍が効率的だと思います。
オンライン動画学習は「ある程度理解した技術の具体的なノウハウを知りたい」場合に利用しています。例えば「仮想化ソフトで仮想サーバを作る具体的な手順は?」などは画面で実際に操作してくれる動画の方が理解が早まります。
私がよく利用しているUdemyというサービスはWindowsやLinux,ネットワーク、資格など各セクションで分かりやく説明してくれている動画が用意されているので興味があれば一度チェックしてみて下さい。
全てではないですが、一部無料でコンテンツ視聴が出来る点が大きなメリットです。目的に合った動画か確認してから購入出来るので安心感がありますね。
未経験・独学でインフラエンジニアになるなら運用監視がおすすめ
未経験・独学でインフラエンジニアになるなら、まずは運用監視業務を1~2年程度やると業界知識が効率的に高めることが出来ます。
その理由は運用監視業務は既に構築されたサーバの設定を設計書や手順書を見ながら確認することが出来るからです。
知識ゼロからインフラ構築に取り組むことも出来ますが、何から始めたらいいのかイメージが出来ないですし、先輩たちの「足手まとい感」を感じることになります。
運用監視業務であれば、決められた手順通りにサーバーが稼働しているのか確認することがメイン業務になるので、未経験でも安心です。
ただし、就職後ずっと運用監視業務だと正直あまり面白くないし、キャリア的にももったいないので、慣れてきたらインフラ構築案件に切り替えることも検討して下さい。
実際にインフラエンジニアの運用監視業務を取り扱っている転職サイトは以下です。
選択肢は多い方がいいと思うので、一度チェックしてみて下さい。
↓↓正社員でインフラエンジニアになる場合
>>社内SE転職ナビ
↓↓フリーランスでインフラエンジニアになる場合
>>midworks
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめますと、
こんな感じです。
むしろインフラエンジニアは継続的に技術勉強する好奇心や適正が合っているのかが重要なのかなと経験上は感じています。
インフラエンジニアの適正については以下の記事でも書いているので良かったら読んでみて下さい。
こんにちは。マコト(@makoto_business)です。 私は文系大学出身でインフラエンジニアになってから今年で11年目になります。小さな会社ですが、アシスタントマネージャの役職を頂いています。 […]
独学以外でインフラエンジニアになる効率的な方法
補足になりますが、もし独学以外でインフラエンジニアを目指したいと思うなら関東限定ですが、無料で通えるエンジニアスクールがあります。
スクールでスキルを取得後就職先も紹介してくれるので、一人で転職活動するのが不安だったり、ある程度スキルを取得してから就職したいならおすすめです。
「ITCE Academy」というスクール兼転職エージェントサービスです。
今後エンジニア不足を解消する為に増えてきそうなサービスですね。
気になる方はチェックしてみて下さい。