インフラエンジニアを辞めたい時に確認すべき4つのポイント

こんにちは。マコトです。

紆余曲折ありましたが、11年間インフラエンジニアで飯を食っています。

 

この記事では、

 

・インフラエンジニア辞めたいけど、本当に辞めていいのだろうか?
・インフラエンジニアを辞めた後の選択肢って何があるの?
・失敗せずにインフラエンジニアから転職する方法は?

 

こういった疑問にお答えします。

 

私も当然何度もこれまでインフラエンジニアを辞めたいっと思ったことがありますし、実際上司に直訴したこともあります。また今でもタイミングが合えばいつでも辞められるように準備をしています。

 

この記事を読んで頂いたあなたが、インフラエンジニアを辞めるべきかどうか判断するお手伝いが出来たらと思いますので、よかったら読んで下さいね。

 

では、早速次に進みます。

 

インフラエンジニアを辞めたい時に確認すべき4つのポイント

 

インフラエンジニアを辞めたいっと思った時に理解したおいてほしいポイントが4つあります。

それは以下になります。

 

  1. 何故、インフラエンジニアを辞めたいのか
  2. 辞めた後の具体的な選択肢
  3. インフラエンジニアを辞めるリスク
  4. 失敗しない転職方法

 

インフラエンジニアに関わらず、転職したいと思った時ってネガティブな理由が多いので、「(自分にとって)辞める為の都合の良い解釈」をしがちで、客観的な視点で考えるのが難しいと思います。

 

客観的な視点で行動しないとあなたの選択が本当に正しいのか判断出来ないので、最低限上記4つのポイントを理解しつつ、次の行動に移していきたいですね。

 

これから、4つのポイントについて具体的に掘り下げていきたいと思います。

 

何故、インフラエンジニアを辞めたいのか?

 

まず、現状把握です。

インフラエンジニアを辞めたいっと思っている理由を正確に理解しないといけません。

問題の本質を理解しないと、誤った選択をして後で後悔するかもしれませんので注意が必要です。

 

あなたが勤めている会社に問題があるかも

 

例えば、「残業時間が多いからインフラエンジニアを辞めたい」があなたの辞めたい理由だったとしたら、インフラエンジニアを辞めて異業界に転職しても次の会社で残業が多かったら意味ないですよね。

 

また、「インフラエンジニアの仕事が面白くない」が理由だったとしてもあなたが今勤めている会社の「業務内容」が面白くないだけかもしれません。監視業務などの場合、単調な作業が多いので合わない人は1年足らずで面白くないと感じるはずです。

 

他にも給料が低い、上司と性格が合わないなどが理由として考えられますがこれらは全て「あなたが勤めている会社」に問題があって、「インフラエンジニアを辞める」理由に直結しない可能性があることを覚えておいてほしいです。

 

インフラエンジニアを辞めた方がいいと思うケース

 

私個人が思うインフラエンジニアを辞めて別の業界を検討した方がいいケースは2つです。それぞれ具体的に説明します。

 

適正が合わない

 

1つ目は「適正」です。簡単に言えばインフラエンジニアに向いていない性格だった場合です。

 

インフラエンジニアの場合、日々進化する技術を書籍などを読んで勉強しないといけませんし、お客さんや協力会社とコミュニケーションを取りながら物作りをしていく必要があります。

 

こういった環境が合わない場合は、将来苦労すると思うので辞める選択肢はありだと思いますね。

 

適正については以下の記事でも紹介しているので、気になる方は読んでみて下さい

 

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新しくやりたい事がある、夢がある

 

2つ目は新しくやりたい事が出来た、もしくは以前から夢があるっていう場合です。

これはポジティブな理由だし、会社も引き止めにくい理由なんですよね。

 

私が今の会社を辞める時はこの理由になると思います。

 

過去、私自身仕事のストレスで心が病んでしまった経験があったり、横に座っている同僚が業務時間の半分寝ているのに給料が同じという不平等感を感じたりして、しんどい時期がありました。

 

ですが、インフラエンジニアの仕事は嫌いじゃないのでここまで継続出来ています。一方で私自身副業をしており、将来独立して自分の好きなライフスタイルを築きたいので、いつか今の会社を辞めることになると思います。

 

インフラエンジニアを辞めた後の選択肢

 

インフラエンジニアを辞めた後、どんな選択肢があるのか事前に確認しておきましょう。

 

とりあえず、ニートになる

 

いわゆる「無職」ってやつです。個人的には「計画的な無職」は全然OKだと思っています。例えば別の専門技術を勉強する為に学校に通う場合や副業で取り組んでいたビジネスを拡大したいから自宅で篭って作業する等。

 

また、心が病んでしまってインフラエンジニアを辞める場合も、まずは体をしっかり休めて心を正常な状態にリセットしてから次の行動を移したらいいと思います。

 

インフラ以外のエンジニアになる

 

インフラエンジニアは辞めたいけど、物作りは好きなんだっていう場合は別のエンジニアになるのも1つの手です。

 

私の周りでもインフラエンジニアから開発エンジニア(プログラマ)に転職した人は山ほどいます。

 

他にも社内SEとしてパッケージ開発エンジニアや組み込み系のエンジニア、ネットワークエンジニアなどIT業界にはエンジニアの選択肢が多数用意されていますね。

 

別業界で別の業種に転職する

 

インフラエンジニア業界から全く異なる業界に転職するケースです。

私の同僚のケースだと飲食店の接客業や営業、公務員などになった人がいます。

 

会社を辞めていった人に後で転職後の状況を聞くと、転職に成功したと感じている人は半分程度でした。残り半分は失敗していると考えると成功率は50%。。

 

この50%という数字は私の周囲だけの統計なのであまり参考になりませんが、直感的に「リスクがけっこう多そう・・・」っと思ったのが実情です。

 

しっかりリサーチして転職する準備が出来ていれば、この選択肢もありですがこれから紹介する辞めるリスクについても知っておいた方がいいと思います。

 

インフラエンジニアを辞めるリスク

 

インフラエンジニアを辞めたら夢のような生活が待っていると思ったら全く逆の結果だったということにならないようにしたいですよね。

 

あまり楽しい話題では無いですが、辞めるリスクについても理解しましょう。

 

私自身はまだ転職した経験は無いので、元同僚の話を聞いて参考になった話を共有したいと思います。

 

年収が下がって不自由な生活に

 

転職サイトに書かれている年収を実感するのは転職後、初めて給料を支給された時だったと同僚は言っていました。

 

あなたが転職サイトをスマホ画面で見ていた時に表示された年収が今の年収より50万円下がるっていう事実を知った時、あなたはどういう印象を持ちますか?

 

その程度なら全然余裕じゃない?っと思っているなら注意が必要です。

仮に今の年収が400万円だとして、転職後年収350万に減額されるとしましょう。

 

年収400万円の内訳が、

 

月収25万円×12ヶ月=300万円

ボーナス50万円×2回=100万円

 

だった場合、

 

50万円年収が減る=月収が2ヶ月分無くなる

OR

50万円年収が減る=ボーナスが1回分無くなる

 

ということになります。

これってめちゃくちゃ生活に大きな影響を与えませんか。

 

当然年収が下がるってことは、毎月の給料も減るわけなのでローンを組んでいたりすると更に大変です。

同僚は、この50万の差額を甘く見積もって苦労していました。

 

転職に失敗したら職場状況が悪化する可能性がある

 

もう1つのケースが職場環境が今より悪化してしまうケースです。

隣の芝は青いとよく言いますが、転職後に「前の会社の方が良かったな・・」っと思うケースが多々あるようです。

 

再び元同僚の体験談になりますが、転職サイトに掲載されていない内容で失敗したなっと感じたそうですが、具体的には以下のような状況です。

 

・土日はプライベートを大切にしたいけど、無駄に社内行事が多い

・配属された部署が険悪なムードで馴染みづらい

・出張が多く、家族と過ごせる時間が少なくなった

 

私は自分の時間や家族の時間を大切にしたい人間です。転職してその時間が奪われると本末転倒なので転職時この点は確実に確認したいと思っています。

 

【重要】インフラエンジニアが転職に失敗しない為のポイント

 

4つのポイントの最後になりますが、これが最も重要な内容です。

 

インフラエンジニアから転職する時になるべく失敗しないようにする方法です。

 

前述の通り、インフラエンジニアを辞めたいと感じている原因が職場の問題かもしれないのに、別の業界にいきなり転職してしまったら、せっかく貴重な時間を使って手に入れたスキルが無駄になってしまいますよね。

 

インフラエンジニアが取得するスキルは非常に多いです。一般的なスキルであればコミュニケーションスキルやドキュメント作成スキル、技術的な面であればクラウド技術やWindows、LinuxなどOSの専門的な知識です。

 

これらのスキルを全く生かせない職場にいきなり転職するのははっきり言ってリスキーです。

 

なので、私がおすすめしたいのは次のステップで転職を検討することです。

 

 

ステップ1:別の職場に転職してインフラエンジニアを続けてみる

ステップ2:インフラエンジニアを辞めて別のエンジニア職を検討する

ステップ3:それでも合わないなら別の業界への転職を検討する

 

ちなみにステップ1から直接ステップ3を検討するのはありです。

 

お伝えしたいのは、インフラエンジニアを辞めたい理由が明確でないなら

 

まずは職場を変えて(インフラ)エンジニアを続けてみて下さいってことです。

 

職場を変えても辞めたいって思うならご自身でも納得して辞められるのではないでしょうか。

 

尚、私と同じように独立したい等、明確に辞めたい理由がある場合は時期がきたらさっとと辞めてもいいと思います。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

インフラエンジニアを辞めたいと考えるタイミングは続けて行く限り間違いなく何度もあると思います。その時に何故自分はインフラエンジニアを辞めたいのか自問して下さい。

 

そして、辞めた後の選択肢、転職するリスクを理解した上でキャリアを活かせる転職を目指すことが重要だと思っています。

 

もし、自分が辞めたい理由が職場にあるかもしれないと思うなら、IT業界に特化した転職サイトがあるので選択肢の1つとしてチェックしてみて下さい。

 

>>マイナビエージェント×IT

>>社内SE転職ナビ

 

【余談】会社を辞めづらい場合

この章は余談です。

もう既にインフラエンジニアを辞める決意は出来ているけど、会社を辞めづらいと悩んでいるかもしれません。

 

参考程度ですが、過去同僚が転職した際に「こいつ、いい感じに退職したな」っと思った方法をシェアしたいと思います。

 

退職を伝えるタイミングを意識する

 

職場の繁忙期・閑散期がはっきり別れているなら、閑散期に直訴するようにしましょう。繁忙期のクソ忙しい時に「辞めます・・」っと言われたら心象が悪いのは容易に想像できると思います。

 

退職を伝えてから気まずい関係にならないように最低限、自分が所属する部署に余裕がある時に相談した方が退職しやすい環境を作れると思います。

 

周囲との関係を徐々に減らしていく

 

退職する場合、同僚に相談するケースは多いと思いますが必要最低限の人数にしましょう。また、多くの同僚は退職することを止めようとすると思うので退職する道を邪魔されないように周囲とは徐々にフェードアウトした方が辞めやすいと思います。

 

私もいつでも辞められるように、以前は付き合いを大事にしていましたが最近はほぼ個人行動が多くなってきました。(もちろん、業務中は必要最低限のコミュニケーションはしないと怪しまれますので、適度に関わるのが無難です。)

 

最終手段は退職代行を利用する

 

どうしても、性格上自分から退職を切り出すことが難しいなら最近流行っている退職代行サービスを使うのも1つの手です。退職代行会社が退職手続きを仲介してくれるので、会社の人と顔を合わせることなく辞めることが出来ます。

 

日本の風習上一般的になるのはもう少し先だと思いますが、近い将来退職は仲介業者が代行するのが当たり前になるかもしれませんね。

 

以下の退職代行サービスは相談料無料なのでサービス内容に興味があれば一度チェックしてみて下さい。

 

>>男の退職代行

 

>>退職のススメ